遅れ破壊【材料力学用語辞典】

今回の内容

この材料力学用語辞典では、材料力学で出てくる専門用語を分かりやすく説明していきます。今回の用語は「遅れ破壊」です。

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まとめ

• 遅れ破壊とは、静的強度より小さい負荷が高張力鋼のボルトなどに一定時間作用したときに突然脆性的に破壊する現象。ほとんど変形せずに破壊するため、事前に発見し難い。
• 高張力鋼や超高張力鋼の内部に水素が貯蔵された状態で、応力集中する箇所があり、引張応力が生じる条件が重なると生じる。　
• 遅れ破壊は、材料の変更や、製造工程や使用中の水素貯蔵を防ぐことで対策できる。

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