ホール・ペッチの法則【材料力学用語辞典】

今回の内容

この材料力学用語辞典では、材料力学で出てくる専門用語を分かりやすく説明していきます。今回の用語は「ホール・ペッチの法則」です。

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まとめ

• 同じ組成の材料でも降伏応力や強度が大きく異なることがある。この一因は、結晶粒の大きさの違い。
• 降伏応力σ_yと結晶粒径dの関係を表す次式がホール・ペッチの法則。σ0やKは材料で決まる定数。
  • σ_y=σ₀+K/d^(1/2)
• 塑性変形は原子配置のズレで生じるが、ズレる面や方向は結晶毎に決まっている。多結晶体の塑性変形では、結晶粒界を超えて変形方向が変わるので抵抗が増える。これがホール・ペッチの法則のメカニズム。

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